「自己実現マーケティング」
この言葉をフィリップ・コトラー氏が提唱したのは、2014年頃。もう7年も前のことです。
「自己実現マーケティング」は、「マーケティング4.0」と呼ばれます。
「4.0」というからには、3.0とか2.0、1.0があるの?
はい、あります。
ざっくり(超!ざっくり)まとめると、こんな感じ。↓
まだモノが不足していた時代、大量生産大量消費の時代から、
いかにお客様に満足してもらうかへと視点が移り、
やがてそれは、個人から社会全体での価値や地球規模のビジョンへと広がり、
そして現在、再び個人に立ち帰り、本来の自分を実現できるかという視点へ。
※流れを詳しく知りたい方は、ネット上にたくさん解説しているサイトがありますので、そちらを参考になさってくださいね。
私が伝えたいのは、歴史的な流れのことではなく、
今はもう既に、
「本来の私にとって、必要なもの、必要なサービスは何だろう?」
という視点で「選び、選ばれる」、そんな時代に入っている、ということ。
こちらの記事で書いたように、「自己実現マーケティング」はマズローの「欲求五段階説」と連動しています。↓↓↓
まだ表面化していない潜在的な自分、本来の自分、魂レベルの使命感や喜び、
そして実現したい自分の姿と実現したい世界。
それらは根っこの部分であり地面の下にあるから、外からは見えません。
見えるのは、表現して行動して現実化させた樹の部分のみ。
人は、その樹の部分を見て、
「これ(この商品、このサービス、この人)が、私にとって、自己実現に近づくものだ!」
ということを、直感的に潜在的に感じとり、そして選ぶことになる。
ということは、
別の誰かになろうとして生きていたら、
自分ではなく、誰かの決めた正解を採用していたら、
「本来の自分」と違うものを表現していたら、
もう選んでもらえなくなる。
選んでもらえないということは、「生き残っていけない」ということ。
だから、
「自分らしく在ること」「自分を生きること」「自分とつながる」「他人軸でなく自分軸」や、
「自分の世界観を表現する」などのメッセージを、多くの人が伝えているんですね。
そしてこのことに気付いた数年前、「私、事務やってる場合じゃない・・・」と覚悟を決め、仕事の大半を他者に譲りお任せすることにしたのでした。
ここ数年の間、自分が選ぶもの、お金を払うもの、多くの時間を割くものは、
確かに「直感」や「なんか、これが良いような気がする」や「妙に、気になる」「つい、何度も見てしまう」などで選んでいる。
そして、選んだものは全て当たり。
全てが、何らかの次の展開へと繋がって、自分をどこかへ運んでいる。
と、ここまで書いて、ある言葉を思い出しました。
「あなたをここまで連れてきたものが、あなたをあそこまで連れて行くことはない」
”What got you here won’t get you there.”
いつのまにか、ステージが変わっていたんですね。
これを読んでくださっているあなたも、きっと同じような段階にいることでしょう。
どこへ辿り着くのかはわからないけど、
流れに身を任せてゆるゆるとまいりましょう。
(*^_^*)