今って、だいたい私たち【承認の欲求】段階にいますね~って話を、前回書きました。
こちらの記事。↓
この承認の欲求(尊重の欲求)って、2段階に分かれてるんですね。
マズローの欲求五段階説は、下の方ほど低次元の欲求で、上に行くほど高次元になります。
【承認の欲求】段階を見てみると、
◎自分で自分を認めたい(自己承認) ← 上
◎他者から認められたい(他者承認) ← 下
の、2段階があります。
下の方(低次)が、他者承認。
他人から認めて欲しい、
すごいねって言われたい、
素敵な人ねと思われたい、
尊敬されたい、
権威のお墨付きが欲しい…などなど。
これももちろん大事だし、他者から認めてもらうと自信にもなりますが、
これ「だけ」だと終わりがない。
なぜって、他者からの承認で得た自信は、もったところでせいぜい2週間。
(そんなもんよね)
そしてまた自分の「足りないところ」に目が向くので、
いつまでもどこまでも、
「足りないから埋めなきゃ!」
「認めて〜!」が続くことに。
これ、けっこうキツイ、です。
(どっぷりと、経験済み)
そこで重要になってくるのが、
上の方(高次)の、自己承認。
自分で自分を認める、
これでいいと自分にOKを出す。
たとえ他の誰ひとりとして認めてくれなくても。
でもこれ、めちゃくちゃ難しい。
未だに、OKを出せるときとそうでないときの両方をふらふらしてます、私・・・
で、この【自己承認】がある程度満たされてくると、
ようやく上の【自己実現の欲求】段階が見えてくるんですが・・・
ここに、大きな壁があるんですよね。
見てみると ↓↓↓
「欠乏欲求」から「成長欲求」へ。
「欲求」の種類というか次元というか・・・まるっきり変わるわけです。
「足りない」から望む、という欲求ではなく、
「心の底(魂)からの喜び」を望む、という欲求。
自分の好きなことやりたいことで、誰かが喜んでくれるのが嬉しい、
そしてそれが自分の喜びになるから更に成長を望む、という純粋なもの。
それが【自己実現の欲求】なんですね。
人間ひとりひとりが「個」として自立し、それぞれの喜びを追求し他者と分かち合う。
そんなステージへと、今、私たちは向かっているんです。
その壁を越える鍵になるのが、
足りない自分にOKを出す、
できない自分にOKを出す、
もっと言うと、
「足りない」のではなく、「そのままの自分でOKだった」と気付くこと。
元々の自分でよかったんだ、
自分以外の何者かにならなくてよかったんだ、
最初からこのままでよかったんだ、
理屈ではなくそう腑に落ちると、
自分への信頼が戻ってきて、世界が優しいものに見えてきます。