【承認の欲求】は、2段階。
マズローの欲求五段階説の話です。
◎自分で自分を認めたい(自己承認) ← 上
◎他者から認められたい(他者承認) ← 下
↓ こちらの記事でも書きましたが、特に上(高次)の「自己承認」ってやつが、難しい。
たとえ誰からも認めてもらえなかったとしても、
自分だけは、自分を認める
自分だけは、自分の味方になる
自分だけは、どこまでも自分を信じる
たとえ世界中の人が「違う」と言ったとしても。
……難しいですよねぇ~~、なかなか出来ないよ。
おそらく、多くの人がここで立ち止まったり、ぐるぐるとループにはまったりしているのでは?と、勝手に想像してしまいます。(自分もそうなので)
「心の仕組み」を学んだおかげで、
何が「自己承認」を阻むのか、
その原因はどこから来るのか、
また「自己承認」出来ない(させない潜在意識の)目的など、
ある程度、見えてくるようになりました。
「自己承認」の対極は何だろう?と考えると、「自己否定」ですね。
・自己承認 → 自分で自分にOKを出す
・自己否定 → 自分で自分に✖️をつける
この「✖️をつける」という行為、
「ほんと、ダメな人間だよね」
「バカじゃないの」
「こんなこともできないんだ」
ってな言葉を、自分に向けて言ってるわけなんですが……よく考えると、相当ひどい。
だって、こんなひどい言葉を他人に向けて言うなんて、まずしないのに、
それを自分に対してやっているんだから……自分、ごめんねぇって感じです。
子どもの頃から「反省」の大切さを、大人たちから散々言われてきた人が多いと思います。
反省って、確かに成長のためには大事なことだと思うのですが、
「反省」と「自己否定」には決定的な違いがあることを、心を学んで知りました。(子どもの頃に教えてほしかったよ)
「自己否定」しないように「反省」するには、ちょっとしたコツというか意識することがあって、それがわかっているだけで、ずいぶんとラクになります。
それが、「I am」と「I have」の違い。
自分の「存在そのもの」と持っているもの(知識、スキル、経験など)を、分けてとらえるということ。
身に付けた知識やスキル、様々な経験だけでなく、
自分の好みや性格、感情、考え、性別に至るまで、
「I have ~~」
「私は、~~を持っている」
という、とらえ方。
「私は、~~という経験を持っている」
「私は、~~という考えを持っている」
「私は、女性であるという事実を持っている」
「良い悪い」や「成功失敗」関係なく、
ただシンプルに、客観的に、
「~~という事実(要素)を持っている」
「I am ~~」だと、~~のところに✖️が付いたとき、「I」にも✖️が付いてしまう。
be動詞は=(イコール)だから。
そして、真面目で周囲を気遣うのが得意だったり、責任感が強い人ほど、
つい✖️を付けてしまいがち。
「I have ~~」の感覚でとらえるクセを付けておくと、
無駄に自己否定しなくて済むんですよね。
自分という人間の「存在そのもの」「I am」を傷つけない、大切にするための、
ちょっとしたコツ?のようなもの。