7月から続けてきた天狼院書店さんの「落語ゼミ」が、終わりました。
※↑上記は終了しています。このページの一番下に、新しいゼミのリンクがあります。
私が選んだ課題は「狸の札(さつ)」という演目。
子供たちに捕まり危うく狸汁にされるところを助けられた子狸が、その夜、恩を返しに、主人公(八っつあん)が住む長屋にやって来る…というストーリー。
この中で私が一番好きなのが、子狸の
「……よくね、がま口に化けてね、道端に転がってるんです。そうするとね、人間なんてのは欲が深いでしょ、拾おうとするんです。拾おうと、こう手を伸ばしたところを、引っ掻いちゃうんです。」
という台詞。そして、
「悪い遊びしてんね〜、お前は。」
という主人公の言葉に続けて、
「ところがね、最近は人間もこすっからくなりまして、すぐ拾おうとしないんです。幾ら入ってるかしらってんで、いっぺん蹴飛ばしてから拾うんです。それがためにあたしの友だちなんざ、あばら3本折ってまだ寝てます。」
と「人間」に対する愚痴を言うくだり。
クライマックスでもなければオチでもない。特に重要な台詞じゃないのに、なんかわかんないけど、もうそれはそれは、好き!なんですよ。
(^-^)
たぶん私、「人間」を人間以外の目線から少し茶化すような嘲笑するような、そんな皮肉めいた感覚を持っているんだと思います。(いや、私も人間ですけどね、その私も含めて…)
そして自分の創作した物語にも、まさにその感覚が表れていることを思い出しました。特にこれとか ↓
今回の子狸の台詞からも、あらためてそんな自分の傾向を感じまして…「ブラックな私」の部分ですな。
でも、そんなブラックな自分の要素も、今はけっこう好き。( ̄∀ ̄)
「私らしい」と思えるようになりました。
そして10月から、また新たな「落語ゼミ」がスタートするそうです。
チャレンジしてみたい方は、こちらを覗いてみてくださいね。↓↓↓