HSP(Highly sensitive person /過度に敏感な人)という気質があること、
そして、だいたい2割くらい存在している、
ということが、少しずつ一般の人にも知られるようになってきました。
最近では、「繊細さん」「繊細な人」という表現で書籍も多く出版されているし、たくさんの方が研究なさっていますよね。
おかげでその気質について取り扱い方がわかるようになり、「HSP」である私もずいぶんとラクになったものです。
そして最近になって、その「HSPの中にもさらに分類がある」ということを知りました。
「HSP」について研究なさっていて、多方面で活躍されているキャリアコンサルタントの 皆川公美子さん によると、
1.感覚敏感系HSP
2.共感系HSP
3.洞察系HSP
に分かれるとのこと。
1.感覚敏感系HSP
感覚の敏感性に最も高いセンサーがある人
2.共感系HSP
人の気持ちがよくわかる=共感性に最も高いセンサーがある人
3.洞察系HSP
物事の本質や真実、組織のヒエラルキーや物事の背景に最も高いセンサーがある洞察系の人
そして「洞察系HSP」について、その傾向を詳細に解説してくださっています。
その細かい高い感受性でセンサーしているところが
人の気持ちではなくて
ものごとの本質や真実
ものごとの背景にあることがら
組織のヒエラルキー
ものごとの原理 など
で全体像を俯瞰して把握したい という根源的な欲求があります。
~中略~
このタイプは人の感情より「真実が大事」なんです。
~中略~
ものごとの関連を理解し
その関連を俯瞰して見ている
という脳の使い方をする傾向が高く
原理を導き出したり
真実はなにかをいつも考えている
※皆川公美子さんのサイトより一部を抜粋させて頂きました
あ〜〜〜!?
これ!私のことだっ!
いろんなことがいっぺんに繋がり、ものすごく腑に落ちたのです。
なぜ私が自分のことしか興味がないのか、
どうしても「人間」そのものに興味関心が向いてしまうから、その一具体例としての誰かにはそれほど興味を持てないんだ…ということ。
なぜ私が「不思議ちゃん」「空気の読めない人」と言われるのか、
人の気持ちを通り越して、その奥の普遍的なところに思いを馳せてしまうからだ…ということ。
もう何年も前だけど、感情むき出しで怒りをぶつけてくる相手に対して、
“あ~、論点がズレていく、訳がわからない、とりあえず一旦整理しよう”と、
「あの~、今、何の話をしてるんですか?」
と質問し、火に油を注いでしまったことがあったなぁ…(>_<)
人の感情を傷つけないように
いつも相手の希望を察知している
共感系の方と
人の感情よりも
ものごとの真実のほうが
自分のなかでの根源的な優先順位が上で
人の気持ちの地雷を踏んでしまう
洞察系と
利害が噛み合わないことが
とてもよくあります。
※皆川公美子さんのサイトより一部を抜粋させて頂きました
という解説の通り、 私も共感系の人の地雷を踏んでしまうことが実によくあります。
共感系の人からしたら「なんで気持ちがわからないの?」ということなのでしょうが、
私の方は、
「なんで怒ってるの?なんで傷ついたの?・・・え?え?・・・」(← 口には出しませんが)
そして怒らせてしまったこと、傷つけてしまったことに対して
「本当に、ごめんね。」
と、そこは誠意を持って謝るけれど、同時に、
「それ、あなたの問題だよね?」(← もちろん口には出しません)
「確かに地雷踏んだのは私だけど、埋めたのは私じゃないよね?」(← もちろん口には出しません)
とも思っているので、 共感系の人はその辺りもたぶん察知するのでしょう。
そうして離れていく人も。
人類全体から見たら、2割程度の「HSP」は、似たような近い種類なのだと思いますが、
こうして細部に寄って見てみると、その傾向が全然違うことに気付きます。
「人間」って、やっぱり面白いね。
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