やってみてダメだったことは「後悔」にならないけど、
やらなかったことは「後悔」になる
大人になってようやくそのことに気づく人も多いし、
気づかないまま一生を終える人だっている。
私も回避モードで逃げちゃったり、最初から諦めることが多かった・・・
高校受験のときは、ギリギリなのを理由にさっさと志望校を安全圏に下げたのだった。
どうして挑戦しなかったのか、長い間もやもやしていたけど、
心の仕組みを学んだ今ならわかる。
当時の私は、何よりも母親に心配をかけないことが最優先だった。
そして時は流れ、娘の受験。
冷静に、客観的にどう考えても、
ちょっと厳しいよね・・・
(いや、無理じゃね)
そんな周囲の大人たちの思いを、本人がどう見ていたかはわからないけど、
「ここに行きたい!」
という強い気持ちを持ったまま、猛烈に勉強し追い上げ、彼女は最後まで諦めなかった。
「君は、奇跡を起こす子だから。」
そう言い続けて見守ってきたけど、
合格発表の今日、残念だけど彼女の番号はなかった。
帰りのバスの中で、聞いてみた。
「志望校のランクを下げたらよかったな・・・って、思う?」
すると、
「思わない。だって、受けないと後悔するから。」
すごいね。
大人でも気づけないことを、
15歳で既にわかってて行動できてる。
奇跡は起きなかったけど、君はやっぱり素晴らしいよ。
そんな素晴らしい君の母親でいられて、嬉しい。
それでもやっぱり、今は悔しいし悲しいし気持ちは複雑だけど。
それでも、君は大丈夫。
これから先も、大丈夫。