山口由起子さんの「変化の後押しコース」が終了。
半年間にわたってゆっくりと自分が変化していくのを、見守っていただきました。
自分の中に何か「タネ」があるなあ、芽生え始めてるなあと感じて参加したのが半年前。
フィードバックをいただいたり、思いもしなかった視点を指摘されたり、
「めぐみさんの世界は『ロマンチック』ですね~。」と世界観がくっきりしたり・・・
そんな日々を過ごすうちに、好きだったものをさらに思い出し、芽生えてきた「物語」を「かたち」にしてみることにも挑戦中。
一緒に参加している仲間からも刺激をもらったりして、心の感覚そのままに動いてきました。ゆっくりゆっくりと・・・
そしたら、過去のある時期に置いてきた、大切な自分と再会。
20代の頃、自分のためだけに夢中で生きていた、あの頃の私。
声を使う、私。
当時の私は声優の仕事を始めたばかり。
でもあの世界に馴染めなくて、あの環境にいたくなくて、
挫折を味わう前に、逃げるようにやめた。
そして私は決めたのだった。
もう「声は使わない」と。
自分で自分のいちばん大切なものを封印してしまった。
自分の力を封印したのは、自分自身だった。
呪いをかけたのは、私だった。
どんなに鎧を外しても、
どんなに気づきがあっても、
心が軽くなっても消えることはなかった「声が出なくなる症状」
出して!封印を解いて!
そんな叫びでもあったんだ。
封印を解いて、私は「声」と一緒に生きよう。
「声を使う、本来の自分」に戻ろう。
これまでの旧世界では、
目的地を決めてゴールを決めて、そこから逆算して、
あれをしなきゃこれをしなきゃ、いつまでに終わらせて・・・とにかく頑張る、ひたすら頑張る、我慢が大事、できないのは自分のせい、まだまだ足りない、もっともっと・・・
そんな世界からは旅立って、私は見たい景色を見に行こう。
新しい世界には、目的地がない。
行き先を決めない旅は初めて。こんな生き方、したことないよ。
小舟に乗ってゆらゆら流れていく。
頑張って漕ぐためのオールは、旧世界に置いてきたし・・・
振り返るとこれまで住んでいた世界の港が見える。
今ならまだ戻ることもできるなあと思うけど、もう戻る気はないなあ。
私の中にある「心の感覚」という羅針盤だけを頼りに、どこに向かうのかはわからないけど。
変化の時期は揺れる揺れる・・・
静かな波の日もあれば、大波に揺れる日もある。
「そりゃあ揺れますよ~、特に私たち、繊細さんだしね。」
と、由起子さん。
何とも言えない心地よい安心感に包まれて、半年間のコースが終わりました。
新たな冒険の旅の始まり。
人生は続きます。