以前にtwitterなどで話題になっていた、「カステラの法則」
カステラって、あのカステラです。
地域によっては「お酒の法則」とも呼ばれているそうな。
「カステラ、好きなんです!」
「カステラ、食べたい」
「好きな食べ物は、ズバリ!カステラです」
なーんてことを普段から言っていると、どこからかカステラがやってくる・・・
という法則、だそうです。
どこからか欲しいものがやってくる、なんていうと不思議な気もしますが、
でもこれ、よく考えてみると、
そりゃそうだ
ってくらい、ごく普通のことだとわかります。不思議でもなんでもなく。
要は、自分の好きなものを
「これ、好きなんです!」
と口に出す、そして周囲に知ってもらう(認知してもらう)
ということですね。
「認知」は、マーケティングでは重要な最初の関門。
クライアント(お客さま)には、最初に「認知」してもらうところから始まりますが、それと一緒です。
「カステラ、好きなんです!」
を普段から言っていると、例えば誰かが九州に旅行したとき、
「あの人にはカステラね」
と、迷わずお土産にカステラを選んでくれますよね、明太子じゃなく。
『法則』と呼ぶにはあまりにシンプルな、いやシンプルだからこそ『法則』なのか?
で、この法則を、もう少し深めてみました。
名付けて、
【文明堂のカステラの法則】
「カステラが好き!」ということは、それなりに『こだわり』があるはずです。
それも本人にしかわからない、相当な『こだわり』が。
どこのお店のが好きとか、生クリーム入りがいいとか、ザラメの感じがこのメーカーのこれでなきゃ!だとか・・・
全く興味のない人にとっては、
「文明堂も福砂屋も、一緒だろ!」
かもしれませんが、
好きな人にとっては、自分の好みと違うと、
「あー、そっちじゃないんだなあ・・・嬉しいけど」が、心の声。
なので特に『こだわり』のある「好き!」については、
「文明堂のカステラが好き!」
「~~の○○が好き!」
と、より具体的に表現しましょう、という法則です。
さらに、
「なぜ、そこまでのこだわりがあるのか?」
の背景を一緒に話しておくと、より効果的。
「子どもの頃に、テレビのCMを見ててね~、あの『カステラ一番、電話は二番~♪』ってやつ。あれを見て、カステラ、食べたいよ-!ってお母さんにおねだりしたらある日、買ってくれてね。おいしかったんだぁ・・・、だから文明堂のカステラを食べると、そのときのことを思い出してなんか幸せな気持ちになるの。ところで、あのCMって、クマ?」
みたいな感じで
「なぜ?」の部分も伝えておくと、
「文明堂のカステラ、お土産にあげたら、きっと喜んでくれるだろうな~」
と、その人までちょっと幸せな気持ちになることでしょう。
「なぜ?」の中に幸せな気持ちが含まれていると、それが伝染するんですね、たぶん。
さて、私の場合、「文明堂のカステラ」にあたるものは、
「桔梗屋の信玄生プリン」
きなこの風味と黒蜜のおいしさ、きなこの味がしっかりあるのに粉っぽさが全くないし、その上、なんてなめらかなんだ・・・
自分で再現したいくらい美味しい!
です。ほほほ・・・(^o^)
「法則」シリーズはこちら ↓