【2:6:2の法則】
っていうのがあります。
・「あなたのこと、好きです」が2割
・「あなたのこと、別にどうでもいい」が6割(※7割)
・「あなたのこと、嫌い(イラッ!)」が2割(※1割)
人間関係、だいたいこんな感じの割合になるよ、
というもの。(どこ調べかは不明・・・)
(※2:7:1という説もあります)
これを聞いたとき、一気に気持ちがラクになったのを覚えています。
100%全ての人に好かれたい、嫌われないようにしよう、
と、ある時期まで常に他人の顔色をうかがって生きてきたので、
「嫌われないためには、何でもするぜ!」
位の意気込みがありました。
かつての私は相当な八方美人・・・(^_^;)
でも、当たり前ですが、そんなの無理で。
人はみんなそれぞれ違う。
好きなものも嫌いなものも、感動するポイントも笑いのツボも。
自分の中に『持っているもの』が違うから、
自分の『好き、嫌い』もそれぞれ違う。
もちろんそんなことは頭ではわかっているんですが、
心や感覚では「嫌われたくない」が多くを占めているので、
「(嫌われないように)抑えておこう、やめておこう」
が、自分の在り方(当たり前の姿)になってしまうんです。
数年前に、アドラー心理学の『嫌われる勇気』がベストセラーになりました。
私もタイトルにグサッとやられて読んだのですが、あれだけ売れたということは、多くの人が同様に感じているんじゃないでしょうか。
前回、「人は自分の中に『持っているもの』に反応する」という内容の記事を書きました。
「好き」「嫌い」「気持ちいいな」「ムカツク!」「淋しい」
などをきちんと表現すると、それまでぼんやりしていた個性(キャラ)が次第にくっきりと浮き上がってくると思うんですね。
すると今までなんとなく距離をとっていた人が、
「あ、この人、こういう人なんだ!なんか好きかも・・・」
と近づいてきてくれますね。物理的にというより、心の距離が縮まる感じ。
反対に、
「うわ、こういう人だったんだ~、ちょっとやだな・・・」
と感じた人は離れていきます。
人間は心の生きものなので、共鳴した人同士がお互いに引き寄せ合うようにできてるみたいです。類は友を呼ぶ、ってやつですね。(*^_^*)
そして距離が近くて心地いい人が、だいたい2割くらいになる、という法則だと私は理解しています。
↓
もちろん離れていく人がいるのは淋しいけど、その人とは元々合わなかったということなんでしょう。
自分の周りが心地いい人だけになったら、人間関係はそれはそれはラクですよね~。
そしてこれは、マーケティングでも超!重要なポイント。(テストに出ます)
全ての人をお客さま対象にすると、
・あなたのこと、どうでもいい6割の人たちと、
・あなたのこと、嫌いな2割の人たちにも、
同じようにエネルギーや時間を使うことになります。使うハメになります。
その労力と時間とストレス・・・・・・考えてみただけで、うわ~、大変・・・(>_<)
理想とするクライアント(お客さま)を具体的にする、明確にすること。
マーケティングでは、「ターゲットを絞る」という表現をするのですが、
それはつまり、
・「あなたのこと、好きです」の2割
を明確にしましょう、ってことと同じですね。
どーでもいいけど、恋愛対象なら、35億の2割は、
7億か・・・
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