顧客やクライアントと呼ばれる「相手」の人は、
いったいなぜ、何が良くて選んでくれるのでしょう?
「だって、〜〜だから。」
の、「〜〜」には何が入るのでしょうか?
そこにはいろんな要素が入る可能性があるのですが、
個人でビジネスをなさっている人(ジャンル問わず)の場合、共通するのは、
「だって、私の気持ちをわかってくれるから。」
だと思います。
いろんな事例を見ていくと、
「そこがいいんです!」と選んでくれる相手って、過去の自分自身であることが多いんです。
何度か事例として紹介している「りこにっく」さんの場合も同様です。
彼女がなぜ「ペットロスで苦しい人」を対象に絵を描いているのかというと、
過去に自分も同じ想いをしたから
です。
rikonic-oilpainting.wixsite.com
この悲しみは消えないなら、与えられたものを数えるように
無理せず悲しみと共に生きよう
そう思いながらたくさんのかわいい動物たちを
描かせていただいております。
わたしは今もゆきと共にあり、文鳥のうにも一緒です
ペットロスで苦しんでいる方、今後のペットロスに不安な方
恐れずに動物との出会いを楽しんでほしい
それがわたしの願いです。
↑ りこにっくさんの公式サイトより引用させていただきました。
それがどんなに辛いことか、
前を向きたいのにできないその気持ちが痛いほどわかるから、
クライアントさんに寄り添い細かな要望を聞き、喜んでもらえる絵を描き続けることができる。
そして彼女に依頼する人たちも、
「この人なら、私の気持ちをわかってくれる。」と、自分の順番がまわって来るまで待つことができるのだと思います。
この記事を読んでくださっているのは大半が、カウンセラーやセラピスト、コーチ、建築家など、相手の人生にそのまま寄り添うことを提供している人ですよね。
理想のクライアントさんの姿は、そのままいつかのご自身ではないでしょうか。
知識やテクニックなどで他の誰かと比較することはできますが、
人が心を動かされるのは、相手の想いや願いに触れたとき、そしてそれに共感できたとき。
「過去に自分も同じ想いをした」というその経験は、仮に思い出したくないものだったとしても、
間違いなく自分の大切な要素であり、
他の人には真似のできない自分独自の資源であり、
「だから、そんなあなたがいいんです!」
につながります。
そして提供する側も、
過去の自分自身だからこそ、あの日の自分に通じるからこそ、
「この人に貢献したい!」が、エンジンになるんですね。
「だって、〜〜だから。」
の「〜〜」を知る方法は、次回に。
「〜〜」を知る方法、こちらです。↓↓↓