知り合いがステマに関わっていた。
ステマとは、ステルスマーケティングのこと。
報酬をもらっていることを隠してクチコミを書いたり、当事者と気づかれないよう第三者を装って比較サイトを作るなど。
著名なタレントによるステルスマーケティングが、一時問題視され話題になったこともある。
アメリカでは違法行為としてガイドラインがあるようだが、日本ではまだグレイゾーン。ネット上には、数多くのステマがあふれている。
気づいてからずっとザワザワが続いている。
胸の辺りがイヤな気分。
ステマだと見破るのは、ちょっと難しいかも。
私は元々疑り深い性格と、広報やweb関連の仕事をしていたことで、いろんな手口があることを知ってしまった・・・
少しでも良いものを自分に合ったものを選びたい、という消費者心理と、
少しでも多くの人を自社のサイトに呼び込みたい、という企業の思惑の間で、
様々な手法がとられていて、しかも巧妙化している。
現在ではグレイゾーンで、法律にも引っかからないように上手くできているということは、
「それ、何が問題なの?」
という見方だってある。
「~~してはいけない」「~~するべきだ」といった思い込みやルール(ビリーフ)を、
自分の中からひとつずつ手放していくことで、生きやすくなったり行動範囲が広がったりする。
常識にとらわれない生き方、と考えれば、
「どちらでもいい」が増えれば自分にも他人にも寛大になれる。
昨年から心の仕組みを学んで「どちらでもいい」を増やしてきたけれど、
それでも「これだけは譲れない!」というものが誰の心にもある。
ここが「どちらでもいい」になったら自分じゃなくなってしまうもの。
それはビリーフではなく、自分を支える「信念」だ。
ビリーフとは、幼い頃に生きていくために自分で作ったルールや思い込み。
それは信念とは何が違うのか?
ビリーフは子供の頃に自分を守ってくれた子供サイズの洋服(鎧)で、もう大人になったから必要ない。着ていると窮屈だし、動けない。だから手放す。
信念は自分を支える骨のようなもので、自分の内側、中心部分にある。
捨ててしまったら、きっと自分ではなくなってしまうだろう。
今回のことで見えてきた、私の中にある譲れないもの。
「偽らない」「欺かない」「隠さない」
それはビリーフではなく、私の大事な信念。
バカ正直で、損してもいい。
自分の感覚を大事にして生きていこう。